このレビューはネタバレを含みます▼
昭和から平成、でも昭和寄り。言葉も出てくる芸能人や作家、ポケベルも懐かしい…そうだったなぁと。「マブい」久々に聞いた(笑)教員同士の話。若いけど、世の中を斜に構えて退廃的になりクズ化していたゲイの孝太郎。真面目に熱血に精力的に仕事に取り組む人気教師の比奈岸。知れば知るほど惹かれていくのに、逃げ癖が顔を出す。これまでと違って本気になったみたいなのに。向き合う覚悟を持ちながらも、どこかで離れてしまうことをわかっていたみたいに。時代や状況、色々とあるだろう。どこか影がちらつく心情描写が秀逸でリアリティがある。4年後、少し救われる。よるべ先生、最初から骨太だなぁ。