忘却ノスタルジー
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忘却ノスタルジー

砂糖と塩

恋をすると記憶がなくなる

ネタバレ
2023年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ツイッターで1話を読んで気になりすぎて購入。う〜〜〜ん…設定は面白いし途中まで楽しめたんですけど終わり方寂しい〜……恋をすると恋した相手の記憶だけを失ってしまう病気の話。望月くん(記憶なくならない方)はその病気であるホシくんのことがずっと好き。でも望月くんの母親もその病気で、旦那さんのことを何度も忘れて、また何度も恋するたびに狂っていってしまい自 殺してしまいます。そのこともあって望月くんもホシくんがすきだけどつらくて。BL的ご都合展開で数年後、無事病気の治療法が見つかり…的な流れを期待したけどそんなこともなく。何も解決はされないまま、これ以上二人の関係が進展することは今後もないのだろうみたいなとんでもなく悲しいモノローグで〆られるという。無慈悲な…いや、記憶が残る?残るというか幸せだったときのものとか日記とか見ると多少思い出せる?みたいな感じにはなったけどさ〜でも記憶思い出しても恋してない状態なわけで、恋したらまた即記憶さよならってそりゃ進展することはないですよね。なのでBL的触れ合いは一切ないまま終わります。不完全燃焼〜というか望月くんがつらすぎ。ホシくんはなんやかんや望月くん母みたいに狂ったりすることもなくいられるけどさ、望月くんはつらすぎません?どんなに好きでもさ〜…と思ってしまいました。うーん、1冊完結にするにはちょっと難しい設定だったかな。ご都合展開でいいので完治する世界線になったら嬉しかったな。健気で一途な望月くんに幸あれ
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