アンノウン【単行本版(特典書下ろし付)】
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アンノウン【単行本版(特典書下ろし付)】

神波アユミ

続編もうすぐ出るよ

ネタバレ
2023年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題で出会い、単話を買い漁り、単行本を心待ちにするも、お値段に躊躇して見送った2023年1月。
同年6月、電書バトさんのキャンペーンにて、800pt.がなんと50pt.となる大セール。(6/18まで)
いや、コレ、ええの?!
※追記 この2ヶ月後、8/21〜9/3まで、なんと30pt.です!電書バトさん…大丈夫?
物語は二人の男子高校生を中心に。
ええ、もう、わたくし大好きな両!片!想い!です。
すれ違うのもヨシ、なんでよりによってその場面に出くわすかなあ〜っていう、もどかしさもヨシ。
初めから押せ押せなタイプではない大和が、自分に素直になって一歩踏み出すところや、逆に持病を理由に可哀想と思われたくなくて素直になれないうっちーも、よくある話と言えばそうなんだけど、やはり主人公2人のことを応援できるくらい好きになれないと、レビューを書くほどの「好きな作品」にはなり得ないものです。

書き下ろし含め204ページで800pt.(¥880)は確かにお安くないのですが、紙書籍だとすると、おそらくそれくらいか…もっとしますね。だってこちらの作品、3色カラー作品なのです。印刷だとこれは、フルカラー扱いの色味では?
そもそも電子で個人配信されていた作品。電子配信前提だから、カラーも自在で、実は現在と過去を色分けしてあります。(神波先生の注釈で、現在はグリーン、過去はオレンジとのこと)
時系列がバラけて飛ぶように感じる部分は確かにあります。色分けに気付いて私は補完できましたが、もしかしたらもう少し整理されても良かったのかしら。
ここまで描ける作家先生、出版社が放っておく訳がないと思っちゃうのですが…。
作品に対する反響は大きいと思いますので、個人でのびのびやってほしいと思う一方で、出版社の担当さんがつくことで守られる部分もあったり、伸ばしてもらえたりもするのかな、と勝手に気を揉んでいます。
でも、だからこそ電書バトさんなのかな?!相思相愛ならこれもヨシ、ですね。
兎にも角にも、今後がとっても楽しみ!

あ、そうそう。
今週、続編にあたる『大切な人』が発売予定です。
まだ単話(でも買っちゃう)だから、単行本にまとまるのはずっと先だけど…おそらく今作よりも前進する2人が見られるはずです。
懸念されるのは、今後の修正具合。
神波先生の、流れるような美麗な線で描かれる体躯は、ぜひ修正甘く(もしくはナシ)で、よろしくお願いします!
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