このレビューはネタバレを含みます▼
転生も前世もそんな描写は全くありませんが、あれ?これ『前世は日本の女子高生でした』なヒロインだっけ?となるくらいヒロインの口調が現代日本の若者です。『ちょう大変』とか。ヒロインだけかと思っていたら、双子も若者言葉。『マジやば』とか『ウケる』とか。……ストーリーから感じる世界観的にそんな現代っぽさを感じさせる言葉はすこし違和感を感じました。嫌われ者の替え玉になっているヒロインが段々自分の本質を周囲に知られて好かれていく、という展開は王道ですが、悪役も性悪転生娘とかじゃなく本当に悪ですし、ヒロインが最後に誰かとくっつくわけでもないですし、そういう意味では聖女ものの作品の中では王道を少しズレた作品かな。ヒロイン含めキャラたちに出てくる現代日本の若者言葉を受け入れられる人なら楽しく読めると思います。