このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さんで、フォロー様のレビューを見て購入を決めました。ノンケの大学生・優太×小学校の栄養職員・コナン先生こと聡一郎のお話で、表題作のみ全6話+描き下ろしで合計166ページ。世話焼き体質でダメンズに尽くしてはいつも破局している小学校の栄養職員・聡一郎。ある日雨に濡れて部屋に入れなくなったアパートの隣人・優太を家に招き入れることになって…というお話です。作者さんも仰っていますが愛が重い年下攻めって最高じゃないですか?私は個人的に雑食気味で好きな属性がいっぱいあるんですが、愛が重い年下攻めって自分の中で1、2を争う大好きな属性で、もうそれだけで美味しいです。最初の方で、優太は聡一郎からもらった牛乳ときんぴらを捨てたのか?ゴミ袋を漁ってる?一瞬聡一郎の闇を見たかと思ったんですが、そういう展開の仕方も面白かったです。全然変わらない表情で、聡一郎を悪く言ったよーぞーに掴みかかったところで種明かしが。「運命」って言ってるんですけど、待ち伏せしたり後をつけたり、軽く住所も特定してるあたりが草でした。さらっとストーカーなのに嫌な後味にならないのが良いです。結局タイトルの「欲しがりな隣人」なのは聡一郎だったのか優太だったのか。不憫で尽くし体質な受けには、これくらい強引で一途な執着攻めがピッタリなんだなぁと思います。最初の方で、形だけとは言え、元カノを家に泊めたのはちょっとモヤっとしましたが、星の数を減らすほどではなかったかなと思います。絵もちょっと癖のある感じですが、すごい好きな絵柄でした。