贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる
」のレビュー

贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる

マチバリ/

惜しい。

ネタバレ
2023年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 258ページ挿し絵なし。家族からとある理由で虐げられてる貴族令嬢ヒロインと、膨大な魔力を持つやんごとなき血筋ヒーロー。2人はひょんなことから政略的な結婚をする。初めはギクシャクしてたものの徐々に惹かれ合う。が、本来のネガティブな性分のせいですれ違っていき…という話。とにかく2人とも会話が少ない!秘密が多い!自己肯定感が海底よりも低い!と、ジメジメウジウジが酷かったです(苦笑)宝石眼が魔力待ちのバロメーターと言いつつ精度が〇んこで、何でも有りの設定なんだしなにか魔力を測る道具とか開発くらい出来たんじゃないの?って思いました。それに家族がヒロインを虐げる理由が薄くないですか?特に母親。自分が腹を痛めて産んだ我が子に対してそこまで憎めるものなの?話くらい聞いてやれよ。それにしてもざまぁ目当てで読んでたのに、その肝心のざまぁがしょぼくて心底ガッカリでした。あ、パブロの狂気性は物語のスパイスになってて大変良かったです。ソーニャ的悪役に拍手。最後は無事くっついたあとが惰性に感じられてしまい流し読みで終わりました。それと!構成についてです。ストーリーは練られてて面白いのですが、文章が一人称と三人称が混在し、さらに視点もコロコロ変わるので大変読み辛かったです。以上です。
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