「藤井聡太の師匠」にとどまらない奥行き





2023年6月16日
杉本先生は一般棋戦準優勝や、故原田先生「48歳の抵抗」を想起させる昇級など、超一流とは客観的に言えないまでも(失礼)マイノリティの振り飛車党としては御三家(藤井猛、鈴木大、久保先生)に並ぶ、また故村山聖先生をして「正統派の振り飛車は杉本さんだけ」と言わしめたほどの棋士。
インタビュー記事や動画、単発のエッセイはずっと拝読拝見していましたが、ここまで文才がおありとは、恐縮ながら目からウロコが落ちるおもいでした。
とにかく軽快で、粘りの棋風なのに文章が捌けまくっている。
いわば、先崎先生の歩調、故河口老師の手厚さ(観察眼)、北野さんのエモさ、大川さんの取材力、ごとげんさんの真摯さ、なんなら三象子、陣太鼓、銀遊子、倉島さんなどまで思い起こすような多様多彩な角度。
主観と客観を軽妙に飛び交う、現役棋士ならではの視座もたいへんおもしろく拝読しました。名著すぎます。ペンクラブ大賞、わたしが審査員ならまちがいなく一推しです。
インタビュー記事や動画、単発のエッセイはずっと拝読拝見していましたが、ここまで文才がおありとは、恐縮ながら目からウロコが落ちるおもいでした。
とにかく軽快で、粘りの棋風なのに文章が捌けまくっている。
いわば、先崎先生の歩調、故河口老師の手厚さ(観察眼)、北野さんのエモさ、大川さんの取材力、ごとげんさんの真摯さ、なんなら三象子、陣太鼓、銀遊子、倉島さんなどまで思い起こすような多様多彩な角度。
主観と客観を軽妙に飛び交う、現役棋士ならではの視座もたいへんおもしろく拝読しました。名著すぎます。ペンクラブ大賞、わたしが審査員ならまちがいなく一推しです。

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