惑溺趣味
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惑溺趣味

明治カナ子

甘い煮え湯を飲まされたような読後感。

2023年6月16日
短編集って余韻とか話の膨らみとかストンと落とす切れ味が醍醐味ですよね。カナ子先生は完璧です。表題作、オジ紳士×年下愛人。世代間のギャップもなんのその、ホントは身も心も相性良い2人。「光る道」あなたは、こんな風に、泣いた事が、あるか。と、カナ子先生に詰め寄られた気分。ダイヤよりガラス玉より美しいモノがありました。
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