玉響
」のレビュー

玉響

ゆき林檎

王道大正ロマン

ネタバレ
2023年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 番外編が値引きされているようなので
購入前に読み直してみました。

ベースはこの時代らしく、
同性愛者の生きづらさや後継ぎ問題など、
苦難が続きます。

この作品で“たまゆら”と読むんだと知りました。
ビー玉の音が聞こえてきそうな静かで美しい空気感が好きです。
この雰囲気のまま、日本映画としても成立しそうですね。

2人がくっつく過程で何年も待たされた女性たちは
そりゃあ、もう不憫ですが…

この時代も、今の時代でも少なからず、
こんな風に本当の自分の気持ちを隠して生きていった人たちがいるんだろうなぁ…とシンミリしました。

てか“ストーム”てこの時代からあったんだw
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