親愛なる友へ捧ぐ呪い
」のレビュー

親愛なる友へ捧ぐ呪い

みつこ

賑やかしい受けに、最後は白旗

ネタバレ
2023年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんとも騒々しい両片思いです。ほぼほぼヒロノブが、騒がしいから。高校の親友だったヒロノブ(受け)と太郎(攻め)、どっちも面倒くさく拗らせてて、可愛いくないなぁと読み始めて思いました。両片思いなのは何となく分かるんですが、どちらも本音がなかなか見えなくて、途中、受けのヒロノブには、何度もツッコミ入れる。一人ワチャワチャで、落ち着きなく、素直であって意地っ張り、男としても頼りない。彼女がほしいのに、太郎の呪いのせいで彼女が出来ないと言い張るヒロノブ。それ、違うよね〜。どう見ても太郎を好きだよね?それを、なかなか認められなかったのは、友達でいたかったから、らしいですが。でも、ゲイにビビってた風に見えてました。太郎の方は、ヒロノブの前では優しくて大人、、な男を演じてただけ。ヒロノブは、無自覚に、太郎をその気をさせてるので、なんだか太郎は可哀想。最初は騒々しくて、馬鹿っぽくて、なんだかなぁと思ったヒロノブですが、最後まで行くと、ああ、惚れちゃう要素ありありだよなぁと、思えます。案外、駆け引き上手?イケメン、狡クール太郎は好きな攻めですが、この作品では、ヒロノブに持ってかれちゃったなぁという感じです。
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