花の下 ふたたびの愛 【電子特典付き】
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花の下 ふたたびの愛 【電子特典付き】

火崎勇/篁ふみ

ご都合主義。

ネタバレ
2023年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 232ページ挿し絵あり。何不自由なく育てられた侯爵家の次女ヒロインと王弟ヒーロー。2人はひょんな事から療養地で知り合い、あっという間に惹かれ合う。そしてとある事情により離れ離れというタイミングで一夜の契りを交わし、ヒーローは必ず迎えに来ると約束したが…という話。所謂記憶喪失ものです。ヒーローに冷たく接される度に傷付くヒロインは見ていて痛ましかったです。姉やアーニャの恋を応援するさまは甲斐甲斐しく健気で、絶対にヒロインには幸せになって欲しいと心から思いました。(←その相手がヒーローじゃなくても)一方のヒーローですが。王弟のくせに護衛もろくにいないし何度も事故に遭うし、この国大丈夫?って思いました。(崖から落ちてよく生きてたな(笑)国あげての大事故だぞ)それにころころ記憶を無くしたり思い出したりもご都合主義に思えて、最後は白けました。なんの説明もなく女性を寝室に連れ込むとか、脳がち〇こで出来てるのかと疑うレベルです。全然誠実じゃないよね。作者さんの御本は読むのが2作目ですが、密会とか好きなんですかね。ベンチで休んでるタイミングでヒーローが登場するのはもはや様式美でした。加えて今作もヒーローsideがないのが苦痛でした。最後に、挿絵について。ヒロインの着ているドレスがすごく貧相で残念でした。評価を下げてすみません。
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