このレビューはネタバレを含みます▼
本来ライバルキャラで出てきそうな程の天才、綾瀬川が主人公の野球漫画。彼を主人公に漫画を描ける作者のスキルには脱帽。野球漫画という擦られに擦られた題材で新規性抜群の話が描けるのは本当に凄い。
スポ根のはずがホラーのような演出も多く、映画のような雰囲気の漫画が読みたい方にもおすすめ。
主人公以外のキャラも魅力的で、巴円と雛桃吾の関係性も気になるところ。
心を削りながら野球をする少年達の話。しんどい部分も多いが、それだけ心が揺さぶられ面白い。
同じキャラクターを登場させた読切が複数ある気合いの入りっぷりに綾瀬川次郎の人生を描き切るという想いを強く感じる。