このレビューはネタバレを含みます▼
「渇欲スキャンダル」スピンオフ、エリート家系のひろ(α)×パティシエの秋人(Ω)+二人の大切な息子・蓮。内容的には単独でも読めそうだけど、事前知識として前作もさらっておくのをおすすめ。すでに番になっている幸せ家族に起こったトラブルに始まり、二人の出会いを描く過去編へ。素直に時系列で載せた方が断然分かりやすかったかな。でもなれそめがすごく好きだった！前作以上に事故というより事件に近い形で番になった、ということだけ分かっていた二人だけど、ああ…そういうことなのか。穏やかなものでは決してないけど、ちゃんと気持ちがあったのが分かって救われた気持ちになりました。ひろがワイルド系でかっこよくて、秋人の柔らかくて芯が強いのも魅力的。距離が離れても想いはずっと繋がっていて、今度こそ手を取り合えて本当によかった。時間が解決した部分もあるけどいろいろ収まるところに収まって、前半の家族の姿が改めて幸せ。前作の大河×沙里と家族ぐるみの交流があるのもほっこりしました。タイトルもいいな。
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