湯気のむこうに朝をみる
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湯気のむこうに朝をみる

三上志乃

もっと有名になるべき

ネタバレ
2023年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 過去の恋愛のことで、次の恋愛に踏み出せなくなっている匠にまだ未成年で無垢な早月が一目惚れをするところから始まる本作ですが、匠の「おれみたいなので立ち止まっちゃダメだよ」が特に印象的で、早月を思っているからこそこれ以上進めるべきでは無いと考える優しさが残酷で、読んでいて胸が痛みました。三上先生の作品はどれも人物の背景を丁寧に描写している作品が多くて、読んだ後、すごくいい作品に出会ったなと痛感することがよくあります。個人的に凄く好きな作者様です!
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