この夜のすべて
」のレビュー

この夜のすべて

ミナヅキアキラ

作者買い

2023年6月25日
軍服っぽい大須賀の服装と、着物にスーツ。遊郭と刀が存在しているので明治初期あたりをイメージするけどスーツだけとても現代的で不思議な感じ。ストーリーは切なさや虚無感、大義と時代の大きなうねりの中で生きる2人の孤独な男の哀愁漂う色気に暗殺の血生臭さもあって独特の雰囲気。私は好きです。白と黒しかなくちょっと目がチカチカしますが、後作のなかないひばり以降は今風にかなり変わっていて読みやすくなる。
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