覇狼王の后
」のレビュー

覇狼王の后

宮緒葵/カワイチハル

SS目当て&布教

2023年6月27日
先生買い。旧版の方を愛読していますが、こちらの新版にはSSがついていることは調べがついていたのでセールのタイミングで重複購入。大きなお世話ですが、現状レビュー(新版の方)が先生のファンとしては残念なので、私からの愛を叫ばせていただきます。…安心してください、犬ですよ!いつもの常軌を逸した執着ワンコっていうか今回は狼ですが、とにかくイヌ攻めです!上巻はヴォルフの無双とご無体ではじまって→アリーシェの気持ちが動き始めるまで。下巻で登場人物が増えてストーリーが二転三転します。そして痛々しく感じるほどのヴォルフの執着とアリーシェの気持ちの揺れ動き。メルヒオール殿下も結構好き。個人的に中世ヨーロッパ的な世界観が好きなのですが、最近でそういうのを読みたいと思ったらなろう系の転生モノばかりで、そちらの軽めの文体がどうにも受け付けないので、ベテラン作家さまのこういう作品は本当にありがたいです。ちなみにSSはリヒャルトとエアハルトでした。ヴォルフとアリーシェが読みたかったので少し残念。とにかく次の新作も楽しみです!(電子での同時配信もお願いします!)
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