このレビューはネタバレを含みます▼
物語はある戦場カメラマンの独白から始まる。
男性同士の性愛(恋愛?)を描いている。
同性ばかり、かつ死と隣り合わせの環境から芽生えたものかと思えば、必ずしもそうとは限らず。
つい美談とし「神風」などと一括りにされてしまいそうな彼らの、誰よりも生々しく切ない物語に涙を禁じ得ない。
まだ完結してはいない。
一巻で殉じた志津摩君の物語が、数巻経て改めて語られたのには驚き喜び先を待ち望んだ。
6巻最後、どうやら生き残ったらしい八木の姿。
思わず一巻の志津摩君を思った。
彼は最期、八木に逢えなかったのか。その後の八木は…?
今後の展開が楽しみで仕方ない。