あと引く旨さ、やめられない魅力のある作品





2023年7月1日
コツコツ集めて、コツコツ読んで(長編で中身も詰まってるので一気は難しかった)14巻まで読みました。高評価レビューの上位タイトルにある「スルメイカ長編」という言葉に「そう!それ!!」と、あまりのドンピシャ表現にうんうん頷いて、ピッタリな表現だなと思いました。私はアニメから入ったので、絵のタッチの違いについていけませんで…登場人物が増えてくるに従い、誰が誰か分からない場面がままありました。キャラ数が多い上にほぼ全員が強烈な個性の持ち主で、会話の流れや質を考えもせずに話の腰を折る…どころか、ぶった斬る感じで、内容がよく分からないシーンもありました。場面転換も割と頻繁にあって、話が分からなくなる事もありました。なので、低評価の方の気持ちもよく分かります。分かりますし、同調もできますが、それを抑えてなお惹きつけられる魅力があるんですよね。そういうところが「スルメイカ長編」の味なのだと思います。始めの方の巻から14巻まで、非日常的・非現実的なあんな事やこんな事が起こりまくってドタバタラブコメみたいな面と、しっかり人生なり生活なりを考えさせる真面目な面もあって目が離せないです。いいところで終わってしまったので次巻が気になって仕方ないです。

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