その世のどこか、蒼天のゆりかご【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
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その世のどこか、蒼天のゆりかご【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

鯛野ニッケ

シリーズ3部作!やっとシンのお話です!

2023年7月6日
249ページ、1冊表題作。

発刊順
<1:地図にない国→2:常世の楽園→3:本作、蒼天のゆりかご→??>

今まで主人公が脇役で、サイド?の人物たちが恋人になるという、めずらしいタイプの構成でしたが、今回、やっとシンたま(笑)のお話です。

本作1冊でも読めないことないけど、ぼんやり読めてしまいあまり楽しくないかも。
1作目からずっと読んでいると、今までの2人の経歴もあるのでより感慨深く読めます(笑)。
シリーズ制覇するつもりなら、ぜいとも発刊順に読むのがオススメ。

自由奔放な第3王子と、生まれたときから付き従っていた真面目な従者。
リアの苦労がしのばれます。。

ページ数もたっぷりで、読み応えのある内容。
ただし難を言うなら、細かいところやその後がざっくりとした印象のシリーズ。
本作でも主人公の肝心な病は、、、どういった経過だったの!?
と、疑問が残らないでもない。。
実際に彼らの今後の仕事ぶりとういうか、背景ストーリーの今後の状態まで読んでみたかったな〜、、とその後のお話も欲しくなっちゃう。。

テーマはシリアスなんですが、主人公がお気楽主義なのでアホもまじえつつ〰てな感じの、全体的に軽快で読みやすいストーリー。

おまけは今までのシリーズ主役たちの反応的なショートも含まれており、集大成的な雰囲気もある1冊。

今回シンのお話になったところでかなり区切りが良いですが、ここでシリーズ完結になるのかな??
それともさらなるスピンオフがあるのだろうか??

<描き下ろし>
メイドの日記7p+シンからの手紙5p+初回特典1p+電子限定1p+シーモア限定1p付。
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