東京-臨界点-
」のレビュー

東京-臨界点-

ハル

この満足感はさすが。

2023年7月6日
改めて東京シリーズ四季から、この臨界点を何回か読み返しました。臨界点を読んだら、神宮寺の早乙女に対する行動は、不器用ながらも精一杯愛情表現をしてるのだと再認識。最初、不慣れな早乙女の頭を撫でようとしたのも、自分が子供の時に先生に初めて撫でられて、愛情を感じる行動だと思ったのかな。甘える行動も、親にしてもらえなかったけど本当は求めてたからを愛する恭平に向けるし。それから、感情が動いた時に、クスクスと笑ってしまう神宮寺の不器用さが切なかった。この作品は、登場人物の表情や、行動が、言葉にする以上に物語るので、何度も見返してしまいます。
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