このレビューはネタバレを含みます▼
攻めも受けも不器用さんでした。なかなかお互いに自分の気持ちには気づかないでいて、双方脇で囃し立ててくれる人が居たおかげで、恋愛的な意味でお互いを意識することができたんじゃないでしょうか?アキラとハルカさんには感謝しなくちゃね。でも、ハルカさん君の心臓ほしいな、みたいなこと言い出した時にはどうなっちゃうの!?と思ったけどね。心が病んでただけで本気じゃないと思うんですが、怖かったです。高岡先生の本はまだ2作目とかですが、何となく昭和の香りを感じます。これは電子の発行が2019年になっていましたから、比較的新めの作品と思うのですが、設定も現代版遊郭ですし、突発的事件発生、解決!のターンが何となく昔のドラマっぽいのかな、と。昭和のドラマって、当て馬が一難去ってまた一難的な感じで、無限に湧いてくるじゃないですか。あの雰囲気を随所から感じます。シンギョウジさんが居なくなっても、そんな感じで気が休まらなさそう。何となくレトロな作品です(とても個人的な感想ですが)。攻めが恋愛オンチとか言われてて、受けもプッチーンしたのが面白かった。攻めが受けの頭撫でててくれるシーンがすき。