このレビューはネタバレを含みます▼
大学生の主人公の一花は手鏡を通じて異世界のセシルと交流をしていたところ、姉の華恋が失踪し手鏡も消えてしまいます。
ある日、一花が手鏡を見つけて覗くと異世界に飛ばされてしまい、なんとそこでは華恋が一花を名乗り聖女となってセシルをせしめている・・・
そこから始まる一花とセシルの恋物語です。
華恋の悪役ぶりはまさにハマるほど、意地悪で欲深く妹の一花とセシルの仲を裂こうとします。この姉がこうなった経緯の説明は一切ありません。ただ、なんの理由も分からず、意地悪で欲深いのです。「そこに凄みを感じます。」
一花が純情で素直で優しく、悩めば悩むほど、華恋の悪が際立つという・・・コインの裏表のような・・・