このレビューはネタバレを含みます▼
そこが良いところです。視覚的なLoveを求めている人には足りないかもしれないけど、十分すぎるくらいに愛の話です。
最後に光は見えたけど、この二人の関係は二人が死んで別れるまでずっと変わらないんだろうなという感覚がある。失ったものを取り戻すより、求めすぎず今ある姿を受け入れてくれる献身者がとても愛おしい。安易に好きとか愛してるとか恋人になろうとか、そういうもので終わらないのがとても良かった。
身を削っていれば報われるなんて思うなよっていうのはその通りだと思ったけど、結果好きな人の死なない理由になれたのなら、恋を成就させるよりすごいことだなとも思いました。ちゃんと報われましたね。