ツーリング・エクスプレス
」のレビュー

ツーリング・エクスプレス

河惣益巳

コツコツ集めました。

ネタバレ
2023年7月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初回は40年以上前に描かれたお話。子供の頃には架空とはいえ政治経済、世界情勢が色濃く巧みに組み込まれているので理解できず、また独特の絵柄が苦手で読めませんでした。人物の見分けも、数が多くてなかなか至難の技です。
連載が終わった頃、この作品の大ファンという友人に借りて制覇してから大好きになりました。電子書籍でこつこつ集めましたのでずっと読んでいました。
ディーンとシャルルの恋愛だけでなく、人間性、人間関係、出てくる人物すべてに背景があり、また当時の社会情勢が反映されていてとてもおもしろいです。確かに時代を感じる設定や、年代が判ってしまう事件ばかりですが、それもこのお話が長く愛されているからこその味であると思います。
シャルルと関係を持つまでのディーンに間違い(子)がないのは不思議に思っていました。失敗はありそう‥。そうしたらどうでしょう!衝撃の13巻──その後、その子供はどうなったのか、少し気になります。シャルルは忘れて、知らなかったことにしたのでその後を知ることはできないでしょうけれど。

続編が出ています。
エドが区切りをつけた終わりから現在まで24年。まだ彼らの世界は続いています。時代を変えながら。
これから続きを読みます。
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