愛を貫くプリンス Ⅲ 幻の恋の円舞曲
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愛を貫くプリンス Ⅲ 幻の恋の円舞曲

さちみりほ/レイ・モーガン

切なすぎる

ネタバレ
2023年7月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先に前作を読んでたので国の事情と記憶喪失のくだりは知っていたし「この厳格で優しくいかにも皇太子らしい皇太子がよりによってアクレドナ家の姫と愛し合うとは、さぞ切ない話だろう」と覚悟して読んだつもりでしたが…想像を遥かに超えたディーンの胸の内と行動に終始、涙腺決壊でした。弟たちに結婚を反対され皇太子を降りることも却下され、直後にアレクサンドラが出て行くシーン、「僕も行く」って…もうそれ「命を賭して愛を貫く覚悟」ですよね。事態はディーン捨て身の「何もかも話しちゃう作戦」で一気に解決するんですが…「デキる男とはこういうことか」と思い知らされる、申し分なきヒーローでした。切なさと愛がたっぷり詰まったHQをとことん堪能できて大満足。いやでも、グレゴールとカーラのお話は!?どこで読めますか!?
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