孤独な2人





2023年7月21日
あの時代の現実にこんな素敵な話が本当にあったならと思う。どちらのサイドに立っても、決して祝福されない関係。征は自分の人生を切り拓くために、ジムの好意を利用してカップルになろうと提案する。少しずつ気持ちが近付いてお互いに想いあうように。この時代の同性カップルに壁がないわけはないのだけれど、どうぞこのまま何にも阻まれずに続いてほしいと思った。征のお父さんの気持ちも理解できるからこそ、切ない。ラスト、ジムとアメリカへ向かう征を涙ながらに見送るお母さん。そのそばには戦死した笑顔の永吉。あの2人を見られたことで、征は自分の決断を肯定できたと思う。渡米後、征にはつらい事がたくさんあると思う。2人で支え合って強く生きてほしいと思う。

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