このレビューはネタバレを含みます▼
大好きな夜光先生の長編!
夜光先生の長編には中毒性があるので、手を出すのが怖いんです…いつも。
エンドマークがついたようなので、手を出してしまいました。
…一気読みです。
4日間で仕事もしながら子ども見ながら一気読み。
寝不足で目がバキバキです。
また今回も夜光先生にやられてしまいました。
イラストの奈良先生も作品の世界観に合っていて良かったです!
哲学的な問いかけがあり、善とは、悪とはのような単純なお話ではなく。
王家の秘密に関しては、あぁ…やっぱりとなりましたし。
ジークフリートの駆け抜けるような人生は… なんというか気持ちがザラっとしました。
マホロは設定がブレず最後まではマホロでしたし、ノアも魅力的でした。
ラストもぐっと心が掴まれました。
マホロの知らないところで最期を迎えるキャラクターもいて、他のキャラクターから聞かされる形で死を知ることもあり、ずっとハラハラしながらページを進めていました。
登場人物も多く壮大な世界観なのに、文章だけで絵が浮かぶようです。
ん?どういうシーン?誰のセリフ?みたいになることがないですね。
そいや、ジークフリートが闇魔法使いの村で探してたものって結局?
ちょっと読み飛ばしちゃったかな?その一点だけが自分の中で回収されてないです。
が、
相変わらずBLとかそういったジャンルを飛び越えた作品でしたね。
本当に面白かったです。
充実した時間をありがとうございました。
やっぱり夜光先生のお話が面白すぎるので、
…相対的に他の作品のレビューを見直して、いくつか点数を下げ直しています。
これを私の中では夜光先生現象と言っています。
この作品の中盤から終盤にかけて、自分の頭の中にMrs.GREEN APPLEさんのSoranjiがずっと流れてました。