このレビューはネタバレを含みます▼
転生モノで購入に至ったのは初です。単話の無料4巻を読んで、転生系の中でもぶっ飛んでいる感じが面白かったので30%OFFに吊られて買ってみました。
が、読み進めるほどに、何故に転生という前提が必要なのか、ちょいちょい違和感が。
転生したからこそ変わっていく未来を描くというより、転生より以前に既に下地が出来ている(騎士と令嬢のストーリーがちゃんとある)ので、読んでて転生自体を忘れる時があるんですよね。騎士がヒロインへの恋を耐え忍び過ぎて鬼チク化してく感じとか、令嬢も実は知らずに惹かれているっていう恋の展開が面白い&長く裂いてるだけに、転生元の人間必要?ってなります。
完成されたヒロインの人間性があるのに、内心を描く時に急に現代語になったり説明的になったり。エッチシーンでの反応がいきなり現代風になるのも、どうも興醒め感が否めず。
そして、エロの描き方も私の好みでは無かった(そのシーンだけ擬音を画面にぐちゃぐちゃと入れるのが好きでは無い)ので、単話で丸っと無くなっている箇所を期待して買った部分もあっただけにガッカリ。乱暴で自己中なsexだけが鬼チク表現なんだとするとウーン...萌えない。下手そう、痛そう笑。男性向けAV見てる感じ。精神的にゾッとさせられながら、ゾクゾクする程優しいエロ表現(難しいけど笑)だったならグッときたんですが。
なので、潔くR箇所丸っと無しのが想像で賄えて良かったりして?と。
とはいえ、この無茶苦茶感がある意味中毒性を生んでいるのかもしれないので、もう少し先まで追いかけてみようと思ってます。