ギョウケン
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ギョウケン

桂馬びんぞこ

アケビとヨイチの一蓮托生

ネタバレ
2023年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ こういう話、大好きなんだけど2人の行く先は地獄だよね…某アイドルゲームの劇場版主題歌の歌詞にある「今が最高!」が頭過ぎった…まぁアレ、旅立ちの日に捧ぐ歌なんですが…いやもうコレはコレでピッタリな餞別になるか…行く先は地獄、それでもコレが良いって選んだもんね…好きだよこのラスト。

気になったのが2つあって。まずアケビ。幼少期に母親が変な宗教にハマったからか、資金繰りの為、母親の為にウリしてたけど、その母親から内心は汚いって思われてたことを知り、グレてしまって今があるんだが…作中、女の子とも楽しめてる雰囲気は感じられてる描写があるんだけども。紹介された仕事の一環でヤーさんとヤる描写の際は何ともまぁ、マゾ犬然とした姿を見せてくれるんだけど…立ってないんだよね。でもヨイチの時は立ってるのは…あれは「別にセッ…の1つや2つ」と言う台詞通りヨイチ以外にネコやる時は演技なんだろうけど…でもあまりに名演技(本人も嫌って言ってるし)すぎて逆に前でイくの辛いから後ろでイくようになってない?ってくらい感じてるように見えなくも…ない…というか…考えすぎですかね…

で、このヤーさんの女になればアケビは仕事が増えてノルマが楽になるから女になるのもイイね!って、アケビしか見えてないワンコなヨイチは本能的にアケビの「何か」を感じ取ってヤーさんをサヨナラしちゃう訳なんですが…

サヨナラした事により、「あのイカれた組長の一生の言いなり」となってしまったアケビ。ヨイチがヤーさんをサヨナラしたことにより、ヨイチが思い描いた状況とは全く違う形になってしまったのは、まぁそうだろうねと納得できるんだけど…アケビが表向きヨイチを処分した事もあり、ヨイチは二度と外に出れず室内飼いのペットになった訳だけどヨイチが知る余地もないだけで、アケビはあのヤーさんと同格の変態かそれ以上にヤバい変態の相手をさせられるんだろうか…いや、そうなんでしょうね…あのイカれた組長に恩が出来ちゃったからもう諸手を挙げて従うしか無いよね。ともなれば察して怒り狂ったヨイチが再び釜を開けてイカれた組長ごと◯しに来ないかが…気になる所で。
良くも悪くもイカれた組長次第なんだろうが、アケビのその後も気になりすぎる…ヨイチの幸せはアケビの犠牲のもとに成り立ってるけど、本人平気そうなのが、また…救いなのかどうかは受け手次第だけど。

ごちそうさまでした!
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