このレビューはネタバレを含みます▼
『小さな恋のメロディ』のスピンオフ｡本編2巻に掲載の『帰れない二人』の続編で､巽と英司､それぞれの父親同士のお話です｡自宅で書道教室を営む喜一郎と車のディーラーである貴明もまた幼馴染で､死別と離別で今はどちらも独り身です。かつて喜一郎の妻と3人で一方通行の恋をしていたことやその後のそれぞれの結婚､空白の期間など長い時間を経てきた二人は､やっぱりお互いの存在が一番近くて一番知っててどうしても忘れられなかったことを思い知らされます｡おじさんならではの踏み切れなさとここ一番での行動力が息子たちとは一味違い､巽の父親•貴明かグイグイいって､英司の父親•喜一郎がモダモダするというDNA技も楽しめます｡『気になるあの子』同じく『小さな恋のメロディ』のスピンオフで､3巻掲載の『気になるあの子』のシリーズで､こちらはさらに単行本『気になるあの子』に続きます｡巽と英司の友人ワッキーと担任の縁ちゃんとの高校在学中のお話です｡
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