【全1-6セット】妻を愛してはいけません【イラスト付】
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【全1-6セット】妻を愛してはいけません【イラスト付】

イチニ/森原八鹿

たしかに憎めない

ネタバレ
2023年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインのニーナは、周囲の思惑で子供の頃から不遇な立場に追いやられてしまいますが、諦めはあっても、悲観しすぎず自分を持った人物です。現実主義ながら相手を配慮する気持ちが常にあって、ヒロインであるニーナさんにかなり好感が持てました。
言葉がなくても仕草や表情から察するものはあるといいますが、ニーナの父親やルスランもニーナに対して結構誤解しています。耳が聴こえないからと無遠慮に話して、でもニーナには読唇術で相手が何を言ったのかが分かる。ルスランさんも最初からかなり喋ってしまい、その言い方は… と残念な部分もありますが、このヒーロー憎めないのですよね。子どもっぽいところもありますが、優しい気質で正直なので、ストレートにニーナへ思いを伝えたり、甘えたりと2人の仲が近づいていく雰囲気もよかったです。
後半は危機に直面しますが、ラストの様子から2人がこれからも仲睦まじいことも窺えて安心しました。
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