ひだまりが聴こえる【単行本版】
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ひだまりが聴こえる【単行本版】

文乃ゆき

閉した心に陽だまりが

ネタバレ
2023年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 耳が聞こえにくくなって、人との距離を自分からとっていた杉原が、太一の型破りな拘わりで、少しずつ心を開いていくお話です。まだ続いていますが、発行された本はすべて購入しました。私がこの物語と、初めて出会ったのは動画でしたが、書籍も出ていることを知って購入しました。スマホで見ることができるので何度も観ています。この物語の初めに、太一が空から降ってくる(落ちてくる)ところが面白いです。太一の性格と出会い方がマッチしていると思いました。耳が聞こえにくいことは、なかなか周りに理解してもらえません。周りは、耳が聞こえにくいことをわかっていても、それを忘れてしまったり、知っていてもどうやって対処したら良いかわからなかったりします。聴覚のことを社会に知ってもらうことのできる本だと思います。杉原の太一への想いや太一を大切に想ってるところがほっこりして、なかなか恋に慣れない太一も可愛らしく思います。2人のスローペースの恋を応援したいです。早く続きが読みたいです。
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