アダムとイブになれない僕ら 【電子限定特典付き】
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アダムとイブになれない僕ら 【電子限定特典付き】

南国ばなな

盛り沢山な惑星探検、面白かったです

2023年7月30日
237ページ。
SFで触手で、という変わり種設定……つい手が出ますね。
移住のための宇宙船が着陸に失敗したと思われる事故での遭難、比較的地球に似た環境の未知の惑星での探検が楽しいです。草太の植物の知識を活かしたエピソードの数々が面白かった。
助かった仲間達も見つかるわけですが、どのキャラクターもそれぞれ良い味。特に繭子がすっきりはっきりした性格でお気に入りです。
あんまりここで言ってしまうのももったいないので、盛り沢山(エロ的にも)な探検を、ぜひ本編で主役二人とご一緒に!
また、この作者さん、漫画の上手さも気に入っています。エロの多さと人間ドラマ的部分が両立してるってすごい。
今作は序盤の草太の過去話での両親の思い出シーンがとても良かったです。あと、出発前に鉢植えの植物を土に移しているところも好き。
……で、どうして星がひとつ足りないのかと言いますと。
やっぱり触手が気持ち悪いからなんですよね……だったら読むなよって自分でも思いますが怖いもの見たさっていうか……穴を狙って体内に侵入しようとする生物というリアル生物感が気持ち悪くて怖くて良い触手でした。
あとがき(カバー下)を見て、作者さんの思い入れと麗人さんに感謝を。面白かったです。
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