このレビューはネタバレを含みます▼
至は、隣に住んでいた6歳上の理が大好きで、中学生の時に告白して見事に玉砕しました。10年後、理が結婚して1年ほどで離婚したと聞いて、至は久しぶりに理を訪ねます。一緒に家飲みしているうちに至は「俺と付き合わない?」と言ってしまい、理はいいよ、なんて軽く言います。酒の上での悪ノリだろうと思う至でしたが、翌朝理は改めて「付き合うからよろしく」と言ってくるのでした。かつて理にフラれてもほのかな想いを捨て切れず、理が結婚してからは遊びの関係を繰り返していた至と理とのお付き合いが始まります。飽きっぽくて執着することの無い理は、至がやたらシたがることや至が働いているゲイバーのことが気になります。一方至は、ノンケの理がいつ自分に飽きるか幻滅するかに執われて今を楽しむことができないのでした。幼馴染らしい拗らせ方をしている二人がもう一度初めからやり直しします。スパダリじゃない、欠点のある二人のリアルでハッピーなお話です。