このレビューはネタバレを含みます▼
結末まで読み終えました。
正直言って何度も挫折しそうになりました。
人物に対しても、物事に対しても、それが正解でも、疑っている状態でも、主人公「フィー」の一人語りが長いです。
そしてその語りを延々と読まされるので、物語への考察がフィーに引っ張られます。
連載モノとして、その回の終わり方は、謎を含んだ感じで期待を持たせつつ「つづく」になるので上手いなぁとは思いました。
預言者「エル」の存在を最後まで秘密にしてあったのは、物語を進める上で重要だったと思いますが、張り巡らせた伏線の回収が(例えばニカ様の護衛の二人の存在の意義、ナナちゃんと隣国の王子とその護衛の旅立ちの意味等)積み残された課題はそのままでした。
シーモアさんのレビューで星4以上をチェックするのですが、全体評価は作品を選ぶ上でとても参考になるなぁと思いました。