このレビューはネタバレを含みます▼
最新10巻まで読了。
ダラダラ続く長いすれ違いもなく、ヒーロー候補2人のキャラもますますいい。
特に斗真はワンコみたいで母性をくすぐられるかも。
ただ、1つだけ、
ヒロインを本気で好きなら、百合子以上にヒロインを大事にしてほしい。意地悪な告げ口を鵜呑みにして疑うヒロインに怒るのは仕方ないけど、ヒロインだってすぐに疑ってたわけじゃなく、斗真がパーティーで他の嫁候補と仲睦まじく踊ったのを見てしまって落ち込んでいるところに、今度は百合子と斗真の仲を告げ口してこられて不安定だったのよ。
そんな矢先に斗真は自分との約束より百合子を優先して待ち合わせに遅刻してきたんだからさ!
不安になるのは当然だよ。
むしろ、ふだん冷静なヒロインが感情を爆発するまで、なんにも気づかない斗真もダメダメだよ。
もう1人のヒーロー候補はヒロインの落ち込みに
ちゃんと気づいて気にかけていたし、誠実な王子さまって感じでオトナだもの。
斗真もちゃんとヒロインの言い分を聞いて不安や誤解を解いてあげるのが先でしょ。
それをキレて夜の街にヒロイン放置で帰るなんて
コドモ過ぎるよ。そこだけはポイント下がったわ。
なので、
ヒーロー候補2人の個人的評価は五分五分。
ヒロインは斗真を選んでるけどね。
キャラとしては
ヒロインが綺麗でカッコいいし、
素直で真っ直ぐなとこが好き!
無駄にうるさくないしヒステリックにもならないとこも好感度高い。
ストーリー設定も葛城家と強欲な富裕層たちの思惑で人間関係が面倒臭く絡み合ってはいるけど、
他の御曹司✖️お嬢様の作品と違いがあって、
新しい感じに惹かれました。
胸糞悪くなるキャラはいないけど、
諸悪の根源、葛城のばあさんと百合子の現夫だけは好きになれないから、引き裂かれた百合子と
サスケさんの分まで娘であるヒロインとヒーローで
ガツンとやっちゃってほしい。
ここまでよくまとまってきてるし、
最新巻ではワクワクしてきたので、
ここからまさかの鬱展開や振り出しに戻るのだけは
やめてほしいな。
一気にハピエンクライマックスまでいってください!
そして、その後のラブな番外編を期待します。