受け付けられない何かがあった

ネタバレ

2023年8月5日

このレビューはネタバレを含みます▼ 206ページ。
表題作3話＋読切2作＋表題作の描き下ろし。
人外系は好きなので、楽しみに読んだんですよ。
でもこれ、なんか違う。
私は、BLというジャンルはあくまで少女マンガからの派生であって、根本的な精神面に乙女心があると思ってるんですが、この作品(同録読切も含めて)、何か私の中にいる概念の乙女が拒否してる。
表題作に関しては、そもそもが「嫁」として送り込まれた王子という設定もあいまって、女性の役割しか担ってない。そこにエロゲー知識からの主人公に対する「ご奉仕」がどんどん盛り込まれていく感じ。女性を都合の良いドリームで動かすタイプの、男性が描いた男性向けエロ作品を見ているようでした。主人公もどこが良いのかわからなかったし。
同録読切に関しても似たような印象で、私にとってのBLはコレじゃない。
タイトルから、もっと対等な男同士の関係性という腐女子ドリームを見られるかなと思っていたのもあり、最後まで読むのも厳しかったです。ってか、攻略せよもなにも、最初から障壁が物理にも精神にも無くない？
物語が破綻していたりするわけではないので星は2つですが、読み終えて遠い目になるレベルで合わなかったです。

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ほわわさん

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