ようこそニューワールド
」のレビュー

ようこそニューワールド

コモトミ裕間

好みなはずなんだけどズレがあったもよう

2023年8月14日
200ページ。
表題シリーズが描き下ろし含めて本の半分くらい。
プラス短篇読切3作入り。
表題作のスピンオフ的な『熟れすぎた果実』が一番良く、最初にヤリ捨てられた男が主役で、とことんまで惨めでした。
読切3つは、幼馴染ヤンキーのちょいモダ、大学内に居る箱をかぶった謎の男、バンドマンが好きすぎてストーカー状態の男。
表題作も含めて、どれも少々歪んだ感じで好みなはず……なのですが、その歪みがどこか他人事というか、読んでいて自分の中に届かないもどかしさがありました。感覚的な問題なので、相性のズレだと思います。
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