このレビューはネタバレを含みます▼
芳野と伊月のお話かと思ったら、環を軸に繰り広げられる環の悲恋のお話。
大正時代が舞台で、根底にロマンやノスタルジーや希望があります。その世界にどっぷりと浸りながら、ドラマチックな展開に感情を揺さぶられ、ものすごい余韻が残り、しばらくこの世界から抜け出すことができませんでした。
環だから、芳野も伊月も、してやったりで幸せになれたんだろうな~。隠遁後に環の積年の思いが通じて本当に良かったです。続編あるので、2人が幸せになる姿を見たいです。
あと、婆やの指切りの由来の話、知らなかったので、得した気分でした。