このレビューはネタバレを含みます▼
表題作と「熟れおじ」に入っていたお話の2つ。表題作はオメガバ。オメガバと知らずに購入。アメリカと日本。種馬とされ性的なことに嫌悪と恐怖を抱いていたαのダレン。Ωだと喜ばれ迎い入れられたのに子どもが産めないと分かると番を解消され離縁されたケイタ。最初は言葉が通じずコミュニケーションに困るも、自分を見返り教え方を変えたダレン。頼られることが当たり前だったのに、頼らないケイタ。ケイタも人一倍必要とされたい。互いの背景と思いが通じ合ったとき、やっと触れ合うことができた。2人の背景が切なくて、掴める幸せがどれだけ大きいか感じられる。エチシーンはあるけど、そう多くはない。2作ともアメリカが舞台。先生、もっとご自身の作品出されたらいいのに〜