ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】
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ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】

セキモリ/クレイン

アリステアの愛が深すぎて

ネタバレ
2023年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず表紙の画を見た時点で読んでみたいとお気に入り登録。既に20巻まで出ていたので、お給料日まで我慢。
我慢した甲斐あったぁぁぁ…!
魔術師の師匠ララと弟子のアリステアの恋のお話。始まりの時点で2人の年の差は12歳。アリステアは師匠に、自分と結婚してほしいと言うけど、師匠ララは自分より年上の男性が好きだからとアリステアの想いを突き放してしまう。その後2人で、出会ってしまった竜を討伐しようと奮闘するも、アリステアは傷付けられてしまい、ララは自分に石化をかけつつアリステアを守り…。ララが死んだとアリステアは絶望するけれど、竜を討伐しようという目標を掲げ、魔術師として誰よりも強くなり、ついに竜を倒す。倒した竜の中から石化したララを発見し、アリステアはララが目覚めるまでに、ララの理想とする環境作りをしようと奮闘し、ララが石化して20年して、やっと石化が解け、2人は再開して…。
もう、ララが目覚めるまでのアリステアの想いが本当に尊くて泣ける。ララを見つけて17年、毎日石化したララのお世話をしながら話しかけたりする姿、もう自分が生きている間にララが目覚めることは無いかもしれないと何度も絶望する姿に、こちらの胸もしめつけられる。アリステアが幼少の頃のララの愛も深くて泣ける。なんて慈悲深い眼差しなのか。聖女かな。その分、ララが目覚めた後の、2人のいちゃいちゃぶりが読者にはとてもご馳走で。アリステア32歳、ララ24歳。丁度良い年齢差に仕上がってる。こんな要素すら素晴らしすぎて幸せな気分になります。現在20巻まで読めますが、この先も読み続けたいと思います。
大人なアリステア。素敵過ぎます。ララも可愛い。もし転生出来るなら、あの家の寝室の天井になって、2人のいちゃいちゃを見守りたいと思います。
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