いいなりラプンツェル―プリンス・ロイヤル・ウェディング―【特典SS・イラスト付き完全版】
仁賀奈
このレビューはネタバレを含みます▼
一途でシャイなムッツリ童貞ストーカー王子が、ピンチを助けてくれた無自覚ツンデレ美人な主人公に迫って迫って押し倒すというお話(ちょい極端な表現か?)。逃げれば逃げるほど狩猟本能をみせる王子。かっこよすぎるがゆえ、その愛情表現(執着)と誠実さを主人公に疑われ、5年間もオアズケくらうなんてヘタレな面も。それでも一途な童○王子は、主人公の回りから固め、逃げられていた5年間の主人公の行動をがっつり見張り、あまつさえ夜部屋に忍び込んで寝ている主人公にキスするなんて、ストーカーぶりがすごい(ある意味ヤンデレ?)。口先三寸で主人公を騙して濃厚初エッチしたあとは、エッチで拘束し、お酒でいいなりに…。主人公が意識朦朧な状態で結婚しちゃう。……これだから思い込み童○野郎は…なんて笑ってしまった(現実でしたら犯罪や。怖すぐるぜ…)。まあ、主人公も、自覚するのは遅いがかっこいい王子のことが好きだったようだからいいのかな(いや、よくない)。エッチは童○にあるまじき濃厚さで、さすが王族と感嘆。ただ、キャラの感情がさっと流されている印象を受けました。あえて言えば場面や会話が坦々と進むかんじかな? ストーカー王子が押しまくって押し通す話だと思って読めば楽しめると思います。好きな作家さんなのと、王子のストーカーぶりに★5つです(笑)。
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