このレビューはネタバレを含みます▼
280ページ挿し絵あり。とあるギフト持ちの王女ヒロインと亡国の元王子ヒーロー。あらすじが複雑すぎるので省きますが、伏線は多すぎるし、登場人物(しかも重要な)も多すぎるし、展開は激早だし、時系列がバラバラだし、読んでて疲れました。いくつか腑に落ちない点が。一、ヒーローが寝返るのが急展開すぎる。しかも何の前触れもなく。後にその説明もなく謝罪もなく。二、ヒロインの出産も急展開すぎる。三、ヒーローと息子の初対面があっさりしすぎ。ヒーローはもっと感慨に浸っても良いんじゃないの?あれだと極秘出産を既に知ってたレベルです。四、アフリクシオンの王族にしか引き継がれない印紋?ですぐにリノがヒーローの子だって分かりそうなもんですが。その設定忘れた?……他にもいろいろありますが、何よりも前触れもなく裏切ったヒーローの印象が最悪で、結局最後まで信用出来ないキャラのまま読み終わった感じです。ヒロインも序章では格好いいキャラだったのに、中身は普通の女の子でガッカリでした。というか、ヒロインと皇帝が最強すぎてヒーローが愚鈍化してたように思います。何の魅力もなかった。魅力ないと言えば、挿絵ですよ。漫画チックでキラキラし過ぎてて全然作品のイメージに合ってないです。ついでに言えばこの作品の魔法設定も、何でもありと言うかご都合主義で興ざめでした。何一つ面白いところがなかったです。高評価だったので期待して読みましたが私には合いませんでした。評価下げてすみません。