恋の致死量
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恋の致死量

四隅

幸せにおなり

ネタバレ
2023年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 物語の始まりは中学時代の回想で、方言がかわいいなあとほのぼのした気持ちで読み始めましたが、悠が音信不通になることで一気に謎めいたストーリーに引き込まれました。過去の話ではかなり辛い描写があり重い気持ちになりますが、作者様の「幸せにおなり」という気持ち(個人の感想です)を感じる様な優しい表現があちこちにあって救われます。方言は可愛く柔らかく聞こえますが、辛い言葉は標準語より突き刺さりますね…。そんな呪いの言葉を跳ね除け亮介の手を取れて、ああ…!どんなに辛いことがあってもこの2人でいればこんなに愛しい気持ちになれる、そんなピュアな恋の作品でした。タイトルの意味が掴みきれていないので、何度も読んだら感じるものがあるかな?というこれからの楽しみもあります。
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