まよひがっ【電子限定版】
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まよひがっ【電子限定版】

椎名秋乃

ファンタジー風味の作品3本

ネタバレ
2023年8月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●なんと初版発行2011年の作品でした。絵柄的には『ココロロジック』が一番古い感じがするかな?でも綺麗で好きな絵柄で、作者さん買いです。中編1本と短編2本、各ページ数は立読みで目次をご参照。
●表題作。導入はあらすじのとおりです。作者さんのお話は受がわりとチョロく攻のことを好きになっちゃうことが多い気がしますが、本作の颯世も然り。“妖怪”の姿をスクープしようと館に居座るのですが、美しい慶のふと緩む表情になぜかドキッ…笑
●颯世が自覚した後の展開が好きでした。慶には忘れられない大事な女性がいるようで…。その女性との出会い、間柄、何が起こったか、なぜ忘れられないのか…ナルホドと思える背景で、それを知った颯世も「それじゃ仕方ない」「自分にはどうにもできない」と思うのです。
●そんな二人、周りのアシスト(?)でやっと進展するのですが、慶が颯世に惹かれた理由もちょっと曖昧だったかなぁ?導かれるように目の前に現れた颯世に、少しずつ癒されたのかな。いちゃいちゃになってくれて嬉しいけど、寿命の違いはどうなるの〜?!そこは明記されていません。
●『禁断スペル』魔法学校に通う、幼馴染のジルとフェイ。優秀なジル(年下)はフェイのお目付け役のよう。フェイはそれが煩わしくて…学校に伝わる禁断の“惚れ魔法”を誤ってジルにかけてしまう。…のですが実は?!という展開。
●「本当は昔から好きだった」は幼馴染の王道ですね。本音出したときのジルの表情、かわいかったです。魔法にかかってる(と思ってる)状態でえっちあります。
●『ココロロジック』お付き合いしてる洋平とアオバ。洋平が他に三人の人格を持ってる多重人格設定です。ぽやぽや泣き虫な洋平は自信なさげで、オラオラ系の人格“洋一”に押され気味。あるときアオバとのやり取りの中で洋平がすっかり引っ込んでしまって…
●きっかけになったアオバの一言は洋平に自信をつけてほしいと願っての言葉だったと思うので、洋平が再び現れたときに「アオちゃんは誰にも渡さない!」っていう強い想いを堂々と出してくれたのがすごく良かったです。ちゃんと“洋平”とのえっちあります〜。
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