このレビューはネタバレを含みます▼
なかなか初っ端からバイオレンスぶっ飛ばしてくる伯爵家一族と、それに翻弄される主人公。母親もなかなかに酷い目に遭ってます。
読み進める度にどんどん酷い目に遭って、ついに末娘の身代わりに嫁がされる始末。
救いだったのは側仕えのメイドが心優しい少女だったことと、嫁ぎ先の公爵様含が身も心もイケメンなことに加えて、公爵家そのものが心映えの良い方々だったこと。
それでも、他の貴族や公爵の親類からはチクチク色々やられますが、本人の意志の強さと周りの手助けもあり、とうとう自身のみならず母親も共に地獄から脱出できた時は、ちょっとホロリとしました。
そしてとんでもない出生の秘密。
しかも話が進むにつれ、かつて主人公を虐げた者たちが次々にバチが当たるかの用に自滅していく爽快さ。
まだ話は途中ではありますが、段々と主人公の前には明るい道が開けて行くことでしょう。
自分は原作は読んでおらず、タテヨミコミックからです。ちょっと主人公が優しすぎるきらいはありますが、やるときゃやる主人公なので迷っている方は読んでみると良いと思いますよ♪
□追記です。
すっかり幸せになった主人サイドにホッとすると共に、今まで虐げていた側の転落ぶりに胸スカです。意外な行動力を見せる人物もおり、これからどうなるか目が離せませんね!
□さらに追記。
新章に入ってからは所謂「その後」のストーリーですが、蛇足などでは全くなく寧ろ新しい主人公達の物語がキラキラと増えていく、そんな感じですね!
子供達は言わずもがな、一度地に落ちて、そして和解したお嬢がまさかの大親友?!
逃げやがったコイツ!とか思ってたイングリッドちゃん、衝撃のリバイバル!!
…飽きないわあ…
□最終話読了追記です!
収まるところにスポンと収まった感じの大団円です。
悪にはザマァがちゃんとありましたし、意外なキャラのその後やら後継問題も解決しつつ後半からはホッと胸を撫で下ろすグッドエンドへのなだらかな平穏の日々。
胸糞展開でもあったけれど、多分あの終わり方で良かった野郎共。
モルシアーニ家とロマニョーロ家は安泰。
まさかの悪役令嬢がカッコいいデキる伯母様にクラスチェンジ。
ザマァの後のそこはかとない救済で、少しずつでも改心できたらいいね従妹お嬢。
いつか粋で鯔背な恋女房と一緒に暮らせればいいね王様。
何はともあれヌリタス・ロマニョーロ編完結おめでとうございます。