馬小屋暮らしのご令嬢は案外領主に向いている? コミック版 (分冊版)
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馬小屋暮らしのご令嬢は案外領主に向いている? コミック版 (分冊版)

藪犬小夏/石動なつめ

読み放題12話までの感想

ネタバレ
2023年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 第二夫人が亡くなって領主どこかに行ったという説明だったから、その娘には鼻から興味がなかったということ。第二夫人が生きていた頃は母親との思い出しか描かれていない。父親からどういう扱いを受けていたかは描かれていない。父は使用人にも優しかったという描写はある、ならなぜ第一夫人が嫌という理由だけで逃げた、というストーリー構成になっている?
馬小屋で住んでいたというのもベッドで寝ていました。魔法で何かを作ることができるようですが、ベッドまで作れるという描写はない。保護された時に寝ていたベッドでは眠れない、と馬小屋の藁がよく眠れるという描写がありました。これを読者はどう考察すればいいのかわからない。
難しい言葉は知っているが傘というものを知らない、でも毒味のスプーンは作れる。うん?
カスケード商会の件も犯人はどこの令嬢か知っていた、その前で堂々告白しておいて逃げて捕まると証拠がないと言い逃れし主人公もその時の話を一切しない。つまり「物的証拠のない口頭説明は証拠、証明にならない世界」ということ。
父親は逃げたのではなく何らかの事件に遭っているもにでなければつじつま合いませんよ。
この世界観での魔力についての扱い、説明が一切ないのも不思議。
あと駒割りや作風と文字数の多さから少女漫画ではなく少年漫画に近い。
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