ワンサイドインルーム
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ワンサイドインルーム

みつこ

うーん…。受けが…。

ネタバレ
2023年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ ◆好みの問題だと思うのですが、最後まで受けの岡を好きになれませんでした。
恥ずかしがり屋さんで不器用で、本当の気持ちを誤解されて傷ついてきたのは解るのですが、人のせいにしているように思えてなりません。
特に!終盤!自分の気持ちは言わずに、攻めの佐伯から気持ちを言わせようとしたのも、すっっっごく気に入りません。
佐伯とは釣り合わないと思って苦しいのかもしらんけど、自分、全然がんばってないやん!努力してないやん!て感じです。
ですが、佐伯はカッコよかった!
佐伯はちゃんと言葉にして伝えようと努力しているし、何度も会おうとして努力している。
なのに、受けの臆病っぷりときたら…。
まっっっっったく動かない…。
努力もしないし、全然変わってない…。
いつまでそうやって攻めの勇気に頼ってるつもり?
最後の数ページ、ほんの1mmだけ勇気を出しましたが、え?自分から動いたのってそれだけ?と呆気にとられました。
はー、好きになれません。

◆また、最初は、攻めと受けが絵面的に同じ顔?と思うほど、どちらも表情が乏しく、顔の造りも似ていて、差を感じなかった(すみません)のですが、話が進むにつれて2人に段々と表情が生まれてきて、きちんと違いが判るようになりました。
受けは受けっぽくないけど、攻めは最高に美麗です。
ストーリーは身近な感じがするし、絵も独特のタッチですが主人公2人以外の男女は其々きちんと描き分けられていて個性的で良かったと思います。
ですが、やはり、受けが…やだ。
もし次巻が出たとしても買いません。
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