親友を抱いていたのは、私にプロポーズをした恋人でした 【シーモア限定特典SS付】
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親友を抱いていたのは、私にプロポーズをした恋人でした 【シーモア限定特典SS付】

ハナミズキ/生煮え

邪な心が渦巻く世界に救いはあるのか

ネタバレ
2023年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 登場人物それぞれに思惑があり、図らずも国命で人生が狂わされていく。唯一純粋なヒロイン、ルナリアはその思惑に巻き込まれて流されていく。ディランは味方のようで実は策士で元凶。ノイシュも下心がほんの一瞬の隙をつかれ暴かれたため大事なものを失うことに。決定的な決裂は魔法によってもたらされたとしても、心の奥にある邪な心は否めない。アンジェリカ王女も叶えられない愛を求めてディランに唆されてノイシュを罠に嵌める。ルナリアとノイシュを巡って4人の人生が狂ってくる。ディランは策を練って手に入れたルナリアと国を逃れて他国で暮らす。愛していると伝え続けても何年経っても不安が襲う。ノイシュの代わりに。と自分で言ったこと、あちこち罠を仕掛けてやってきた後ろ暗い気持ち?怖れ?本当にルナリアの心を手に入れられたのか?という不安なのかな? ノイシュとディラン。ルナリアを幸せにできるのはどっちだろう。ノイシュとは一緒になった時、フラッシュバックしないかな?ディランになったら、騙されたと心が折れないかな?どちらにしてもリスクがあると思うけど、この何年間も一緒にいたディランが一番確率高い気がする。ノイシュの執着が怖いけど、自業自得という気もするけど、ルナリアの心にはノイシュがいる気もするし。元凶のディランは許せないし。あーもう!要の登場人物4人のこの先が気になりすぎる
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