仔猫な花嫁は我慢しない 公爵閣下の溺愛教育
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仔猫な花嫁は我慢しない 公爵閣下の溺愛教育

クレイン/すがはらりゅう

ヒロインが無理。

ネタバレ
2023年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 276ページ挿し絵あり。妾の子である王女ヒロインと公爵ヒーロー。王である父から蔑ろにされてきた母子だったが、母亡き後それがさらにエスカレートする。そんなある日目の前に見目麗しい公爵が現れ、国王の命で政略結婚することに。幼いながらも公爵夫人として頑張ろうと張り切るヒロインは…という話。冒頭ヒロインが子供っぽすぎてイラつき読むのをやめたかったですが、我慢してたらちょっと面白くなってきて、でもやっぱり…(以下ループ)みたいな作品でした。ヒロインはそもそも、離宮でもずっと虐げられて育ったのにその気位の高さと自我の強さはどこで培われたんでしょうか。この違和感が拭えず終始モヤモヤしました。それに加えてヒーローもどこが魅力なのか分からず置いてけぼり感を抱きました。ていうかヒロインは何で家出したあと公爵邸に帰ってきたんでしょう。それに修道院に入るつもりなら黙って入るべきでヒーローに身体を許すのもおかしいし。5回読み返しても意味が分かりませんでした。最後は力技でハッピーエンドみたいな感じで腑に落ちないし。絵も好みじゃなかったです。このヒロインが受け入れられるなら楽しめるのでは。
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